超定番の人気ヒラスズキロッドがリニューアル

2016/01/13
総合 新製品
バリスティックヒラがフルモデルチェンジ。「良くも悪くも完全な別モノ」。前作を愛用する筆者がその変化に嘆く?

前モデルを愛用する筆者が感じた違和感とは・・・

定番ヒラスズキロッド・ヤマガブランクスの「バリスティックヒラ」がリニューアルして新登場した。主な変更点は軽量の「トルザイトリングガイド」と最新の「ナノアロイレジン」を使用している点にあるということで、注目しているヒラスズキファンも多いのではないかと思う。実は筆者もバリスティックヒラ(107MH。前モデル)の愛用者であるのだが、先日、千葉・木更津のシマヤ釣具で新モデル(107 MH。新モデル)に実際に触れさせてもらうことができたので、前モデルとの比較などを含めて以下書いていきたいと思う。

 

良くも悪くも完全な別モノに

最初にズバリお伝えしておきたいことは、今回のモデルは前作とはまったく別物であるということだ。改善された部分も多くあるが、残念ながら前作の“らしさ”は薄れてしまった印象である。まずは改善された部分から書いていきたいと思うが、やはりトルザイトリングを装着していることで軽さや振り抜けの良さは前作からさらに向上している印象を受けた。元々ビシッとしているタイプのロッドであったが、その点がさらに強調され向上しているように感じた。また感度についても、おそらく同じく前作よりも高まっているような印象を受けた。

 

「かなり硬くなったな〜」という印象。細かいパーツもリニューアル

ただ、先ほど書いた通り、新モデルは前作とはまったく別モノに仕上がっている。意匠を取ってみてもブルーが基調となっていた前作とは異なり、真っ黒なデザインに一新。リップルフィッシャーのような硬派なテイストに仕上がっている。もちろん外観だけでなく、中身もまったく異なっている。バッド部分などは明らかに太くなり全体的にガッシリしている。最初の印象としては全体的に「かなり硬くなった〜」といったところ。その他の部分については、グリップの長さについても前作から結構短くなっていて、リールシートはロック部分が緩みづらいダブルタイプになっている。

 

新生107 MHは前作の11 MHに近い仕上がり?

前作の107 MHは房総のヒラスズキ釣りも念頭に置いて開発されたと聞いているが、全体的に「九州系」のガチガチのロッドではなく、張りを弱めつつもシャキッとしたタイプのロッドだった。ちなみに前作では11という少し固めのモデルがラインナップしていたが、今回の107 MHはどちらからというと前作の11 MHに近い感じ。それゆえに107 MHらしさがなくなってしまった印象は拭えないのだ。一般的にナノアロイを採用するとロッドは柔らかくなる方向にあると言われているが、その点については、店頭で触ってみただけではそうした特徴を感じることはできなかった。実際にルアーを装着してキャスティングしたり魚をかけたりすると、そうした特徴を感じることができるのかもしれない。

 

前作よりも少し硬めが好きな人には最適

本心を言うと、実際に新作を購入し使ってみてインプレ記事を書きたかったのだが、前作の熱烈愛用者としては残念ながら前作と比較すればするほど前作の良さを痛感してしまい、その場で購入とまでには至らなかったというのが本当のところだ。ただし、私が普段釣りをする場所はそれほど強引なやり取りが必要ない所が多いし、流れなどもさほど強くない。そのため個人的にヒラロッドにそこまで強さを求めていないことが、今回購入を思いとどまった大きな理由であると言える。逆に言えば、感度やパワーをもっと持たせたいというアングラーには今回のリニューアルが良い方向にあるのは間違いないと言えるだろう。

 

房総系から九州系男気ロッドへ?

107MHについてひと言でいうのであれば、房総系から九州系男気ロッドへ少しベクトルをシフトしたといったところだろうか。個人的には、ちょっと残念な気持ちと、それでもやっぱり買ってみようかと迷う気持ちで揺れているのが現状だ(ヤマガブランクの良さを知っているだけに)。う〜ん、シマヤの遠藤さんにもう一度相談してみようかな・・・。

文=F!編集部

 

BALLISTICK HIRA TZ/NANO
ラインナップ|106 MH、11 MH、11H
HP|http://yamaga-blanks.com/product/ballistickhira.html   

 

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