最高峰防水コンデジ「TG-3」長期インプレ第2回

2015/02/26
総合 その他
接写モードで撮影。露出補正機能を使い(-0.7)、マルスズキの黒さを強調した。

今回は水中撮影にも挑戦してみた

値は張るものの充実した撮影モードと高い防水性能に惹かれ、価格が落ちてきたところで購入したオリンパスの防水コンデジ「スタイラス Tough TG-3」。前回は「絞り優先モードがあるものの・・・」「シャッタースピード優先モードがあれば」などと少し辛口なインプレッションとなったが、第2回となる今回は釣り場で実際に撮った写真について解説しながら、カメラの性能について触れていきたいと思う。

 

【写真1枚目】マルスズキ顔アップ

今回も磯場でのシーバスゲームで使用したが、いいサイズのマルスズキが釣れたので早速マクロモード(顕微鏡モード)で撮影してみる。天気は快晴、時間がお昼頃だったこともあり、前回よりも光量が十分ありコントラストの高い絵が撮れた。基本的にはマクロモードということでカメラ任せの撮影となるのだが、今回は露出補正機能を活用して少しアンダー気味に(暗くなるように)設定してマルスズキらしい「黒さ」を強調してみた。また背景に映り込んだ海面に反射する光がいい具合にボケていたので構図的にバランスをとりながら入れた。この一枚で感じたのはやはりマクロ撮影(接写)性能の高さ。魚の目にピントを合わせて撮影したがパキッとシャープに写り、魚体や背景の光の反射がいい具合にボケて奥行き感が出る。改めてTG-3はこの手の写真を撮るのに向いていると感じさせられた一枚。

 

【写真2枚目】ヒラスズキ魚持ち

こちらは別の日に撮影した写真。天候は曇り、朝まずめの光量がそれほどない時間での撮影だった。こちらはA(絞り優先)モードで撮影。なるべくカメラを低く構えて人物と魚がなるべく白トビした空の部分に浮き上がるように構図を決め、ウネリが入ってくるタイミングでシャッターを切った。図らずもちょうど右側にあった岩にいい具合に水が当たって飛沫が飛んだため印象的な写真になった。ただ、レンズにかかった飛沫が写真中央付近に白く映り込んでしまっていた。これをリアルで良しとするか否かはご覧いただいた皆さんに判断していただきたいと思う。TG-3はこの手のやや引いた絵を撮るとシャープさのない写真になりがち(ピントがはっきりせず、どこにもピントがいっていない感じになる)なので、このように少し「動き」のある絵作りをするといいのではないかと思案している。

 

【写真3、4枚目】マルスズキ水中撮影

今回は水中撮影にも挑戦してみた。といってもカメラだけを水中に入れて撮影するスタイルだ。ただ、これがなかなか難しい。水中で光量が落ちてシャッタースピードが遅くなる(写真がブレがちになる)うえ、ピントが合わせづらい、しかも水中の小さな空気の泡やゴミが写ってなかなか思うような絵を撮ることができなかった。恥ずかしながら2枚掲載してみたが、ご覧の通りのイマイチ感。シーンモードの「水中ワイド」という設定で撮影してみたが、これくらいの距離感であれば「水中マクロ」で撮影したほうが正解だったのかもしれない。こちらはまた次回への課題としておきたい。

 

【写真5枚目】マルスズキの目アップ

こちらは1枚目の写真を撮影したときに釣りたマルスズキの目の寄り。「シーバスの目ってこんな色をしていたのか」と思うくらいにカメラが鮮明に色を拾ってくれた。黒目のまわりの金色の部分の質感、またそのさらにまわりの細かい黒い斑点がある部分の質感の鮮明さに驚かされる。普段の人間の視点とはまた違う視点を与えてくれるのはマクロ撮影の大きな魅力だろう。

結局今回も「接写に圧倒的に強い」という印象を受けたTG-3だったが、次回以降は水中撮影を含めてもう少しその性能を引き出せるように工夫してみようと思う。ぜひ次回にもご期待いただきたい。

文=F!編集部

 

第1回はこちら 
http://www.fishing-station.jp/news/sonota/detail.php?id=431