プロが教える正しい「ロッドメンテナンス」

2014/06/17
その他
ロッドを長続きさせるメンテナンス法をメジャークラフト広瀬氏が紹介。

メジャークラフトの広瀬氏が解説

こんにちは。メジャークラフトの広瀬達樹です。皆さんは日頃、どんなロッドのメンテナンスをされてますか? 本日は改めて正しいロッドのお手入れの方法を知っていただこうと、ロッドメーカー、メジャークラフト推奨のメンテナンス方法についてご説明しようと思いますので、よろしくお願いします!

ロッドのメンテナンスの基本は「塩分や汚れをしっかり落とす」ことです。塩を落とさずに保管すると塩分が固着してラインなどに悪影響を与える可能性が高まります。そのため、釣りから帰ってきたら真水でしっかり塩分を洗い流すようにしてください。ホースやお風呂のシャワーで、ロッド本体、ガイド、グリップ、リールシートなど、細かい部分までしっかりと洗い流してください。

 

グリップのメンテナンス

パーツによって特別なメンテが必要な部分もあるので、以下ご説明します。まず「グリップ」。ここは手で触る場所なので、魚のヌメリ等が付着していることがありますよね。こうした汚れは「中性洗剤+スポンジ」で洗うのが有効です。注意点としては、グリップにあえて柔らかいEVAを使っているものもあるので、ブラシなんかで洗うと傷がついてしまうので注意が必要です。ちなみに、コルクグリップは使っていると黒ずんできますが、これは味と思って無理に汚れを落とさないほうがいいですね。中にはペーパー(紙ヤスリ)で汚れを削り落とす人もいますが、グリップの変形にも繋がるので、あまりオススメはしていません。

 

ガイドとジョイントの扱い方

続きまして「ガイド」について。ここはウィードの切れ端、赤潮などの汚れ、PEラインのコーティングなどが固着しやすい部分ですので、特に水できれいに汚れを落としてください。こうした汚れをしっかり落とさないと、PEラインが傷つきラインブレイクしやすくなってしまいます。先端の1番ガイドなどは汚れが気付きづらいので要注意です。グリップ側の元ガイドなどは雑巾などでもいいですが、小さい先端のガイドなどは薄い布などを通して上下させて汚れを取るといいですよ(ロッドの破損にはくれぐれも注意を!)。「ジョイント」(継ぎ目)については、中に砂や砂利が入っていると次回ロッドを継いだときに破損の原因になるので、しっかりと水で流して細かい砂をしっかり取り除いてください。これかなり大切です。

 

保管方法について

その他に注意していただいたいのは「保管方法」について。ロッドは「日陰で風通しの良い場所で乾かす」のが基本中に基本です。これからの時期、高温になる車中での保管は絶対NGです。ロッドのコーティング塗装の剥がれやひび割れの原因になります。ちなみに、広瀬家は住宅事情、家庭事情により、止むに止まれず洗濯機の横にロッドを保管しています。が、しかし。

 

これ最悪です!!!!!

 

高温多湿はロッドの保管場所として劣悪。塗装にブリスター(気泡)が出来やすくなり、ロッドの性能が損なわれてしまうのです! 直射日光の当たるベランダなんかも保管場所としては良くないですね〜。あとは、ロッドを継いだまま保管せず、なるべく立てかけて保管しないのも重要。こうするとロッドに変に曲がったクセがついてしまうこともあるので注意してください。

と、長々と書いて参りましたが、いかがだったでしょうか? 「メジャクラロッドは安いから、また買えばいいや!」な〜んて思わず、正しいメンテナンスをして末長くロッドを使ってください!(……でも、ほんとは買って欲しい♡)

 

以上、メジャークラフトの広瀬達樹でした!

 

広瀬達樹 
いまや日本を代表するロッドメーカーになったメジャークラフトのロッド戦略を一手に引き受けるロッドプランナー。シーバス、エギング、ライトゲーム、オフショア、バス……、やらない釣りはほぼ皆無。雑誌等への露出も多く、ヒロセ☆マンの愛称で親しまれる。