釣行後のリールのメンテナンス法をプロが解説

2014/06/10
総合 その他
一度はしっかり覚えておきたい「リールの正しいメンテナンス法」についてプロが解説。

冷水でまんべんなく洗う。ぬるま湯、温水はNG

釣りに行ったら、必ずすることになるのが「リールのメンテナンス」。毎回することだからこそ、しっかりと正しい知識を身につけておきたい、ということで今回はリールのエキスパート、グローブライド(ダイワ)の大竹幹泰さんにお話を伺ってきた。

FISHING SATION!編集部(以下、F!早速ですが、持ち帰ったリールはどのように洗えばよいのでしょう。

大竹さん(以下、大竹) はい。ロッドからリールを外して水でしっかり洗うことになりますが、まずはその前にドラグのノブをある程度しっかり締め込んでください。この部分には水が入らないようパッキンを入れていますが、ここを締めておかないとドラグ内に水が入って中に塗ってあるグリスが落ちてしまうことがあります。 

F! なるほど。それから水で流していく訳ですね。シャワーで流すのでも問題ないですか?

大竹 はい。シャワーでボディ全体にまんべんなく冷水をかけてください。ぬるま湯や温水だとグリスが取れてしまうこともあるので、冷水で洗っていただくのがいいですね。

 

基本的に水洗いだけでOK。ハンドルノブ、ラインローラーには必要に応じて注油を

F! スプールはつけた状態で洗うのが基本ですか? スプール内の塩分などが気になりますが。

大竹 はい。スプールを付けた状態で洗ってもらって大丈夫です。イグジストなどのスプールに大きな穴が空いたモデルについて、塩分の付着などを心配されるアングラーさんもいらっしゃいますが、スプールの裏側に海水が入ったからといって、それが何か悪影響を与えるかというと、そんなことはないのでご安心ください。

F! 注油はしたほうがいいのでしょうか?

大竹 この点について、ダイワのリールはカルディア以上のモデルに関しては「マグシールド」が搭載され、ボディ内部に海水等が入ってこない構造になっていますので、ボディ自体に注油する必要はありません。ただ、ハンドルノブの部分は防水構造ではないので、この部分は定期的に注油していただくといいですね。それとラインローラー部ですが、セルテートとイグジスト、あとこの春出たソルティガとモアザンについてはこの部分にもマグシールドが付いていますので注油は不要です。それ以外のモデルについてはここにも定期的に注油していただくと、スムーズな回転が長続きします。

F! 洗浄後の乾燥方法についてはいかがですか?

大竹 基本的に一日くらい風通しのよい場所で乾かせばOKですね。

F! なるほど。では、基本的には水洗い+乾燥だけでOK、必要に応じて細かな部分には注油するということですね。

大竹 はい。ダイワのマグシールド搭載モデルについては、最低限のメンテナンスで長持ちするというのが特徴なので、日頃のメンテナンスはその程度で十分かと思います。あとは、年に一度、オーバーホールや点検に預けていただくと、より長持ちするかと思いますので、そちらもぜひご検討ください。

 

大竹幹泰
グローブライド ソルトウォーターマーケティングチーム所属。ソルティガシリーズ、トーナメントシリーズなど、数多くのリールの開発に携わってきたリールのエキスパート。