《独占》小沼正弥|新ブランド第1弾ルアー発表

2016/01/21
総合 新製品
1対0ではなく10対0レベルで完勝するためのルアー。

シーバス界のキングがついに動く

小沼正弥さんが立ち上げたルアーメーカー「ピックアップ」の第1弾ルアーが今春発売されることが分かった。この件について小沼さんに直接話を聞くことができたので、ここではFISHING STATION!の独占スクープとしてその詳細をお伝えしていこうと思う。ルアーは「スリートラップ」というシーバス用のワーム。ボディには特徴的な3つの深い切れ込みが施されており、R-32などをヒットさせワームの釣りをシーバスゲームに普及させた“キング”がこれまでにない強い意気込みで製作したルアーだ。

 

メジャーポイントでしかテストせず。その理由とは?

小沼さんによると、激スレポイントつまり人が入れ代わり立ち代わり訪れるポイントで、絶対的に釣り勝てるルアーを目指して開発を進めたという。テストもすべて誰でも簡単に行くことができる有名ポイントで行ったというが、この点について小沼さんは「釣れて当たり前の状況、どんなルアーでも釣れる状況でテストしても、それってテストの意味ないよね?」と言う。こうした現場主義、ユーザー目線がスリートラップの開発の根底にある。

 

独特の泳ぎを生む「切れ込み」の存在

ルアーの最大の特徴であり、その心臓部ともいえる「切れ込み」については相当試行錯誤をしたといい、「深さ」「角度」などを幾度となく事細かに変更。スレた魚に効果的な「泳ぎ」「波動」を生むいまのフォルムに辿り着いたのだという。結果、これまでのワームでは反応がない状況で立て続けに8回連続でバイトさせる爆発力も見せた。また、この切れ込みには引き抵抗を発生させる役割も持たせていて、水の中での状況を把握しづらいワームでも泳ぎやレンジが把握しやすくなっている点にも注目したい。

 

ダート用ワームなのか?

ダート用なのか?という疑問を持つ読者の方もいると思うが、この点、小沼さんはキッパリと否定している。あくまでベースはただ巻きにある。ダートは釣れないワームの逃げ道となっている部分があり、またダートは非常にテクニカルで一部の上級者でなければ使いこなせないのが実情だという。そこで、あえてストレートリトリーブでの使用が前提。もちろんダートにも完全対応しているが、そこは上級者に任せるとして、あくまで「誰もがどこでも釣れる」ルアーに徹している。

 

0対1ではなく0対10の完勝を目指したルアー

デイゲームにもナイトゲームにも対応するスリートラップだが、カラーについても小沼さん流のこだわりが。業界にはイワシカラーなど「売れ筋カラー」と呼ばれるカラーがあるが、これを完全に無視したセレクトになっている。つまり小沼さんが実際に釣れると感じ、実績を積み重ねたカラーしかラインナップされていない。この点、他メーカーのカラーラインナップと比較していただくと、小沼さんのこだわりを感じてもらうことができるかもしれない。ラインナップするは8色だが、小沼さんによるとそれぞれが「必ずどこかの状況でハマる爆発力のある色」になっているという。さきほど他メーカーのワームでノーバイトの状況から8回連続ヒットさせたという話を出したが、スリートラップは1対0といったレベルではなく、10対0レベルで爆発力を求めたルアーなのだ。

 

発売は3月末〜4月を予定。推奨ジグヘッドとのセットも販売も

さて、そんなスリートラップは現在3月末〜4月の発売に向けて鋭意生産中だといい、推奨ジグヘッドとのセットも販売される予定。シーバス界のキングが立ち上げた超注目ブランドの第1弾ルアーだ。当然、並大抵のルアーではない。残念ながらまだ公表できない情報もあるが、そちらはまた後日改めてお伝えする予定。続報にご期待いただきたい。

文=F!編集部