辻本ナツ雄|キジハタ夏期講習 第3回

2014/08/01
総合 テクニック
今回辻本さんが紹介してくれるのは、遠くのキジハタにもしっかりアピールする[音]系テクニック。

広範囲からキジハタを呼び寄せる「クラッキング」

皆さんこんにちは! 全4回を予定しているキジハタ夏期講習も今回で3回目。いよいよ後半戦です。前回は「スイムキル」というメソッドについてお話いたしましたが、今回ご紹介するのは「クラッキング」というテクニック。「音」でキジハタを集める釣り方で、とにかくアピール力が高いのが特徴です。

 

【リグの作り方】ビュレットロック→シンカー→ビーズ×2→フックの順で

ではまず、リグの作り方からご説明していきましょう。まずリーダーの先から10cm前後の位置にストッパーの役割を果たすビュレットロック(オフト)を付け、その先にテキーラシンカー(オフト)、ビーズ×2個、そしてオフセットフックを順に付けてワームをセットします。以前はウキ止めゴムは使用していなかったのですが、今シーズンからはこれを導入してビーズの移動距離を設定できるようにしています。ワームはオフトのスーパーベビーグローバグがクラッキングとの相性がよくおすすめですね。

 

【特徴】ビーズ同士がぶつかる音で広範囲からキジハタを集めます

さて、このリグの特徴が「音」であるということは冒頭でお話しましたが、その音の秘密はふたつのビーズにあります。ロッドを動かすとふたつのビーズはくっついたり離れたりして「カチカチカチカチ」というクラック音を発生させます。これがクラッキングの名前の由来でもありますが、そのクラック音が遠くにいるキジハタを呼び寄せます。つまり前回お話したスイムキルがピンポイント狙いのテクニックであるのに対して、クラッキングは広範囲からキジハタを集める集魚効果の高いテクニックであるといえると思います。

 

【使い方】やや大きめにロッドを上下。誘いの間の「間」を意識してください

続いては、クラッキングの操作方法についてお話していきます。クラッキングはビーズとビーズをぶつけてカチカチ音を出してキジハタを誘うテクニックなので、しっかり音を出すようにロッドを操作することが重要です。ですので、キャストしてボトムまで沈めたら、「チョ〜ン、チョ〜ン、チョ〜ン、チョ〜ン」とロッドを少し大きめ上下させます(いわゆるシェイクを大げさにやや大きめやるようなイメージです)。ここで意識していただきたいのはチョ〜ンとチョ〜ンの間に「間」を入れること。こうすることでしっかりカチカチ音を出すことができます。

 

【注意点】誘ったあとにも「食わせの間」をしっかり入れます

さて、ひと通りチョ〜ン、チョ〜ン、チョ〜ン、チョ〜ンとワームをアクションさせたら、最後に待ち時間を入れてください。これは寄って来たキジハタにバイトするチャンスを与える、いわゆる「食わせの間」です。これをしないとせっかく興味を持って近づいてきたキジハタがルアーにバイトできずじまいになってしまいますので、ここはじっくり待つようにしてください。途中でロッドを横にサビくようにアクションを入れたりするのも効果的です。あとはこれを繰り替えして扇状にポイントを探るだけ。決して難しいテクニックではありませんので、キジハタのいるポイントが絞りこめないないとき、オープンエリアで釣りをするとき、スイムキルに反応がないときなんかにぜひお試しください!

最後に毎度のことではありますが、キジハタは絶対数がそれほど多くない魚です。キジハタゲームを次の世代に引き継いていくためにも、25cm以下の魚はなるべくリリースするようご協力をお願いいたします!

 

辻本ナツ雄
キジハタゲームを世に広めたパイオニア。瀬戸内エリアをホームとし、ロックフィッシュゲーム全般を得意とする。毎年考案・発表するテクニックにも多くの注目が集まる。愛称は「ポッキン」。

 

スピニング用タックル
[ロッド] オフト|スモーキー ギブス73S 
[リール] シマノ|BBXハイパーフォース2500DXG
[ライン] バリバス|ハイグレードPE 1.5号
[リーダー] バリバス|VEPショックリーダー20lb.

ベイト用タックル
[ロッド] オフト|スモーキー ギブス78Bスモーキー ギブス73S 
[リール] シマノ|エクスセンスDC
[ライン] バリバス|ハイグレードPE 2号
[リーダー] バリバス|VEPショックリーダー20lb.

 

[バックナンバー]
辻本ナツ雄のキジハタ夏期講習 第1回
辻本ナツ雄のキジハタ夏期講習 第2回