奥津剛|ムラソイゲーム進化論

2014/08/08
総合 テクニック
進化するムラソイゲーム。穴釣りプラスαで狙う。

文=奥津剛

夏休みに家族連れで楽しむのにも最適

いよいよ夏本番の季節ですが、今回は誰でも入門できて簡単に釣れる、夏のお手軽ライトゲームのひとつである「ムラソイゲーム」をご紹介しようと思います。さらに道具の進化によりムラソイゲームをさらにアツくさせる新しい釣り方もご紹介しましょう!

                               

全国の沿岸域に棲息する身近なターゲット

ムラソイは全国の沿岸域に棲息し、ゴロタ場の岩と岩の隙間に身をひそめている。主なベイトはカニやエビ等の甲殻類から魚類まで幅広く、自分のテリトリーに侵入するものに対して激しく威嚇する。ルアーへの反応もすこぶる良くライトゲームをこれから始めてみたい方やロックフィッシュゲームを入門されたい方には打って付けのターゲットです。私の経験上、もっとも攻略が簡単なロックフィッシュである印象があります。

 

狙い方はいたってシンプル

狙い方はとても簡単です。リグはシンプルにジグヘッドリグ3g前後にメバルやロックフィッシュ用のソフトルアーをセットします。浅瀬のゴロタ場で水深30cmもあればムラソイが潜んでいることが多く岩の隙間に落とし込めばヒットします。私はジグヘッドにゼスタのスターヘッドダイバーダウンを使用し垂直フォールで根の奥へとリグを落とし込んでいます。ただしヒット後、小さな魚体からは想像もつかない強い引きを見せるのでラインは最低でも6lb.以上、リーダーとして10 lb.以上のラインをセットすることをおすすめします。

 

穴打ちだけがすべてではない

ムラソイは岩の隙間にリグを打ち込むことでヒットに持ち込めますが深い穴は彼らにとって逃げやすいストラクチャーが多く、特に25cmを超える大型個体はバイト後一瞬で根の奥に潜り、ラインブレイクしてしまうことがあります。その対策として私は表層でのマイクロワインドメソッドを多用します。ムラソイは自分のテリトリーの中に侵入するものに対して激しく攻撃しますが、好奇心旺盛な魚でもあります。この習性を利用し岩の隙間の表層でリグを左右にダートさせることで捕食のスイッチが入りバイトに持ち込めます。しかも表層まで浮いてきてからのバイトですのでフッキングから取り込みまで余裕がありますので、ラインブレイクも少なくなりよりゲーム性が増すわけです。私はゼスタのスターヘッドタッチダウンスターワームダートスターをセットしています。

 

ベイトタックルでディープな世界へ・・・

タックルは基本的に何でもよいのですが、操作性やゲーム性を追求するとベイトタックルの優位性が見えてきます。現在、ゼスタでは岩の奥のスポットへ打ち込むキャスト性能やロックフィッシュとのガチンコファイトでも負けないバットパワーを備えたモデルを開発中です。このようなタックルを使用することで感度、操作性、パワーともに向上しゲーム性の高いロックフィッシュゲームを楽しむことができます。このように手軽で奥深いロックフィッシュゲームを楽しんでみられてはいかがでしょうか?

 

奥津 剛
大学・大学院で培った魚の生態学的知識を釣りにフィードバックするロジカルなフィッシングスタイルに定評。現在はルアーフィッシングメーカー、XESTAで新製品の開発に携わる。