ファンキー山岡|ヒラスズキ万感8月編

2014/08/26
総合 テクニック
「同じサラシはもう来ない」。ファンキー山岡さんの「サラシ愛」。

文=ファンキー山岡

シーズン開幕間近です

もうすぐ磯ヒラスズキが開幕! 今年は早い時期から涼しくなりそうなもんで、例年より少し早くから磯歩きの磯ヒラゲームができそうな気配。列島の気候の乱れを心配に感じる近年ですが、秋に向けてはひと雨ごとに気温が下がっていくことは昔から。とはいえ、歩き撃つ磯ヒラゲームでは、まだまだ熱中症の心配等があるもんだから、磯でも安全に体を冷やせるタイドプールが有るような場所での釣り、あるいは涼しい時間のみ歩きもせずに回遊待ちのような釣りになったりする。でも当然磯ヒラゲームというのはサラシを作るウネリや波が欠かせない訳で、気温や水温が下がったからといって釣れる訳ではない・・・。あぁ~早く良いサラシで磯ヒラスズキゲームを進軍したいものだ! うん、もう少しの辛抱。

 

同じサラシは二度とできない

例年だと秋の走りは雨の影響が多く、河川や河口のヒラスズキゲームがまだまだ好調なんじゃないかと思う。河川や河口のヒラスズキも面白いと思うけど、俺はヤッパリ「磯」ゲームの虜。「同じサラシはもう来ない」なんてどっかの歌の歌詞のようだけれど、俺はあのサラシとの一期一会感が大好きなんだ。ここでサラシを作る要因について少しお話しましょう。だいぶ大雑把だけど「地形」「波」「ウネリ」「風」それに「潮位」がサラシを作る。シモリや根、ブレイクや磯のスロープ状の地形、オーバーハングした磯のツバの部分などがどんな良くても、どれも潮位が合わなければ“良い”サラシにはならないない。そう!波ウネリだけでも良いサラシはできないし、地形だけでも良いサラシはできないのだ。良いサラシには、良い地形、良い波、良いウネリ、良い潮位が必要なのだ。

 

それがヒラスズキゲーム。だからやめられない

そのうえ波やウネリは一発一発、毎回違うパワーや微妙に違う角度でやってくる。一日のうちでも本当によいサラシに巡り合えるのは数回なんてことだってあるのだ。熟成された消えないサラシだけでなく、できては消えるサラシも形や濃さ厚みも含めて全てが重なることは二度はない。そう考えると、サラシとの出会いはまさに一期一会なのである。ここで最後に「矛盾」することを言わせていただこう。そんなサラシを打つ磯ヒラスズキゲームでも、僕は『再現性』を求めて次のサラシを待っている。水面が膨れる、ウネリが入る。・・・待つ、待つ、待つ・・・。あらかじめコースマネージメントしたルアー着水ポイントを確認して! さぁワクワクが加速するぞ!

 

ファンキー山岡
ヒラスズキ釣りのスペシャリスト。サラシ、波、流れ、ストラクチャーなど、複合的な要素をインプットし、そこから理想的なルアーのトレースのコースを導きだす「コースマネージメント論」が多くのアングラーに支持される。

 

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6月編|http://www.fishing-station.jp/news/sougou/detail.php?id=74
7月編|http://www.fishing-station.jp/news/sougou/detail.php?id=150