奥津剛|ローレスポンスジャークAtoZ

2014/08/26
総合 テクニック
ハイピッチに反応しないときに有効な「ローレスポンスジャーク」。

文=奥津剛

夏のオフショアゲームが各地で最盛期に 

こんにちは。奥津剛です。夏といえはオフショア! 晴れた日に大海原へ出向きジグをジャークし大型魚との激しいファイトする様はルアーマンであれば憧れる光景でしょう。私の住む伊豆半島でも例年青物の回遊に合わせて釣り人が朝型になり連日ショア、オフショア問わずルアーを投げまくるシーズンが到来しています。今回はオフショアジギングに焦点を当て、近年大流行のメソッドをご紹介します。

 

スピニングのハイピッチジャークの限界

青物のジギングというと目的のレンジにメタルジグを落とし体力の続く限りハイピッチジャーキングを繰り返して青物特有の「ゴンっ!」というバイトを取るというのが今までのセオリーでした。それによりジギングが「ハードな釣り」、「体力勝負」などと言われていました。それに加え、青物がハイピッチジャーキングのメソッドにスレてしまい思うような釣果が上がらなくなっているのが現実です。この状況は激戦区であればあるほど色濃く出ているようで折角ジギングに行っても思うような釣果が出ないという現状があるようです。

 

食わない魚にスイッチを入れるローレスポンスジャーク

タフな現状で青物の捕食スイッチを入れるためには通常使用するロッドのパワーを落としベリーからバット部分でジグを持ち上げるイメージでジャークを入れるいわゆる「ローレスポンスジャーク」が有効となります。このジャーキングはジグの初速を落とし、弱った小魚が横を向く状態を演出することができ、ジグのスライド状態を長く促すようにすることでジグ本来の持つ動きを演出することができるようになり青物が積極的に口を使わせることができるようになります。

 

専用タックルで快適なジギングを

ローレスポンスジャークは使用するロッドによって動きが大きく変化するため専用ロッドが必要になります。私はXESTAのオフショアジギングロッド・タカンのS642をメインに使用しています。ローレスポンス用のジギングロッドは一見ライトジギングロッドに見えてしまうほど柔軟なブランクスに感じますがジグの初速を下げるために重要なファクターです。ジグは飛びを重視する場合はニトロを使用し、ベイトが小さい時や動かし過ぎない時にはアフターバーナーヘビーを使用し、ジグの飛びとヒラ打ちフォールの変化で青物にアピールします。

 

フッキング~ファイトは慎重に

いいことずくめのローレスポンスジャークですが、ロッドのパワーを考慮すると強烈なフッキングやバットエンドを腹部に当てたファイトは向いていません。フッキングは何度か繰り返し行い、ファイトは脇でロッドを挟みながらの魚を暴れさせないやり取りをおすすめします。夏のジギングは楽しくテクニカルなシーンに様変わりしていますが、熱中症対策や日焼けなど体のケアにも注意し楽しんでくださいね!

 

奥津 剛
大学・大学院で培った魚の生態学的知識を釣りにフィードバックするロジカルなフィッシングスタイルに定評。現在はルアーフィッシングメーカー、XESTAで新製品の開発に携わる。