「プランクトン」から考える新アジング論

2014/09/09
総合 テクニック
「ベイトがいるのに釣れない」状況を打破するために知っておきたいこと。

文=古屋ゆーすけ

アジングアングラーが陥りがちな「落とし穴」

皆さんこんにちは! 34フィッシングアドバイザーのゆーすけです。今回はアジンガーが陥ってしまいがちなアジングの「落とし穴」についてお話させていただければと思っています。皆さんのアジングレパートリーのひとつとして頭の片隅にそっと忍ばせておいていただきたいことなので、ちょっと長めですがぜひご一読を!

 

「ベイトがいるのにバイトがない」状況をどう考えるか

アジを探すのに最も有効な手段は、ベイトを見つけること。これは間違いありません。ただ、ベイト(小魚)がいるからといって、それをアジが捕食していると連想するのは少し早計かもしれません。また、ベイトの近くでアジがライズしているような状況が100%いい状況かというとそうでもないかもしれません。「ベイトは見えている。ライズもある」そんな状況でも、バイトが得られないという状況があるからです。

 

目に見えるベイト(小魚)をアジが捕食しているとは限らない

魚という生き物は、基本的に無駄な動きをしない生き物です。必ずそこにとどまるというのには理由があります。ベイト(小魚)とはいえ、何かを食べなければ死んでしまうわけですから、エサがある所にとどまります。つまり、ベイト(小魚)がいるということは、そこにはベイト(小魚)のベイトであるプランクトンがいるということです。また、ベイト(小魚)はそこが危険な場所であれば、そこにとどまることはしないはずです。つまり、ベイトがそこにい続けるということは、ベイト(小魚)がアジの捕食対象となっていないということも考えるべきなのです。

 

「プランクトン」を食べている可能性を常に考える

では、そういったときにアジは何を捕食しているのでしょうか。それはベイト(小魚)のベイト(プランクトン)です。つまり、ベイト(小魚)同様にアジもプランクトンを食べている可能性が高いということです。その状況で、見えているベイト(小魚)をイメージしてアジにアプローチをしてしまっては見当違いとなってしまい、アジからレスポンスは得られないという答えが出てしまうのです。そこに見えているベイト(小魚)がいると、どうしてもそれがアジのベイトと直結して考えてしまいがちですが、これが小さくとも大きな「落とし穴」なのです。

 

小魚か? プランクトンか?

そこにいるベイトの様子はどうか。アジがライズしているのはベイト(小魚)なのか、プランクトンなのか。こんなことを少し突っ込んで考えながら釣っていくと、今までよりもスピーディーに、スマートにアジにアジャストできるのではないでしょうか。そんなことを想像しながら手にする一匹は、たまらなく価値のある一本となること間違いなしです。これからがアジのベストシーズン突入のエリアも多いと思いますが、皆さんのアジングが素晴らしいものになることを願って、今回はこのあたりで失礼いたします!

 

古屋ゆーすけ
家邊克己氏が率いるルアーブランド「34」でフィッシングアドバイザーを務める。若手ながら、アジングの知識、経験、テクニックは超一級。アジングの楽しさを広めるために積極的に34主催のイベントにも参加する。

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