奥津剛|絶対に試したい秋のスロージギング

2014/10/20
総合 テクニック
岸からはなかなか狙えないハタ系が多く交じるのもスロージギングの特徴。

文=奥津剛

マダイ、ハタ、ヒラメ・・・。狙えるのはすべて高級魚!

今やスロージギングはオフショアジギングゲームの代表的な攻め方の一手として君臨していますが、10月は多くの魚種が狙えるシーズンです。そこで今回は美味しく食べられる高級魚に的を絞ったスロージギングの楽しみ方をご紹介しようと思います。

 

「スロージギング=ゆっくりシャクる」は間違い

スロージギングと一括りに言ってもゆっくりとジグをシャクるのではなく様々なジャーキングアクションやフォールアクションでターゲットにアピールし口を使わせるジギングです。ボトム付近では根魚やフラットフィッシュ、中層~表層では青物に代表される魚種を狙うことができますが、このジギングのキモとなるのはメタルジグで弱り切ったベイトを演出するということです。

 

秋は他魚種制覇が楽しい!

ジギングは基本的にはOO狙いというひとつのターゲットを狙う釣りが大半を占めていますが、スロージギングに関しては特に定めていないことが多いです。船長から「このポイントにOOがいるよ~」というアナウンスもありますが、基本的には何が食ってくるか分からないことが多くそれがアングラーのワクワク感を増幅させているように感じます。特に秋はベイトが豊富で沿岸域に接岸するため多くの魚種がベイトを求めて動き回るため高級魚と呼ばれる魚種とも出会う確率が上がるわけです。

 

ヘビーウェイトジグを使う理由

スロージギングは通常のジギングよりも重いウェイトのジグを使用するこが多いですが、これには海底形状の把握や根掛かりの回避など様々な理由があります。特にボトムが砂地なのか岩場なのかで釣れる魚種も違いますので開始直後は魚を釣るというよりもジグ着底時にゴツゴツした感触があれば岩、ボトムに突き刺さるような感触があれば砂地と判断し攻略を組みたる必要があります。ボトムの状態を把握するために水深が40m前後でも200g以上のジグを使用することがあるのはそのためであると考えています。さらに重いジグは意外と根掛かりが少ないのです。重いジグは着底する感覚が即座に分かりますので底取りがしやすく複雑な根を回避しやすくなります。

 

ボトムマテリアルによる攻め方の違い

海底形状が岩であればロックフィッシュ系が潜んでいる可能性が高いのでフォールを重視した攻め方が有効になります。ロックフィッシュは特に自分の目線の上から落ちてくるものに対して強い興味を示しますので、ラインの変化に注視して掛ける釣りを楽しみましょう。砂地であればジグを着底後、上下に動かし噴煙を巻き上げるイメージでシェイキングします。この操作が非常に重要で近くを泳ぐ様々な魚に対し興味を持たせることができます。砂煙から飛び出したジグにリアクションで食わせます。このように海底形状で攻め方が大きく異なるのもスロージギングの楽しさの一つであると考えています。

 

専用タックルでより快適に

私はスロー専用タックルでスロージギングを楽しんでいます。ロッドはXESTAのスローエモーションシリーズ(http://xesta.jp/rod/slow_emotion.html)を使用しジグはXESTAのスローエモーションフラップ(http://xesta.jp/offshore/slow_flap.html)を使用しています。ロッドワークに対し素直に動き自走し食わせの間を自動的に作るため操作が容易で誰でも簡単にスロージギングを楽しむことができます。このような専用タックルを揃えればスロージギングを楽しむことができます。是非挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

奥津剛
大学・大学院で培った魚の生態学的知識を釣りにフィードバックするロジカルなフィッシングスタイルに定評。現在はルアーフィッシングメーカー、XESTAで新製品の開発に携わる。

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