超理論的「冬イカのポイント選択法」

2014/12/10
総合 テクニック
冬エギングはポイント選びで釣果の7割が決まる!?

文=池内修次

冬でも確実にアオリイカに出会うために知っておきたいこと

こんにちは。池内修次です。すっかり寒くなってきましたが、皆さん釣果はいかがでしょうか? 順調に釣果を出している方もいるかと思いますが、やはり「秋シーズンのようにはいかない」という方がほとんどではないかと思います。そこで今回は秋シーズンと同じとまではいかないものの、冬シーズンでもイカを確実に釣り上げるための方法をお伝えできればと思います。釣れればいいサイズも期待できるので、ぜひ参考にしてみてください。

 

冬エギングはポイント選びで釣果の7割が決まる!?

今回はこの時期のエギングで僕が一番意識していることをお話していこうと思います。それはずばり「ポイント選び」です。アオリイカという生物は非常に水温の変化に敏感な生き物です。急激な水温の変化を極端に嫌い、水温の低下が始まるこの時期も水温の安定している場所に集まります。ここでのポイントは「安定している」という点です。必ずしも水温が下がったらダメという訳ではなく、「水温が下がったなら下がったところで安定している場所」を見つけることが大切で、そういった場所にイカたちは集まってくるのです。

 

水温が安定した場所を見つける便利なサイト

では、このような場所を見つけるにはどうすればよいのでしょうか? 実は非常に簡単です。とても便利なインターネットサイトがあるからです。僕が普段から見ているのがこちら(http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/kaikyozu/KantoTokai.asp?y=2014&m=12&d=09&n=3&tn=01)。神奈川県水産技術センターのHPです。関東〜和歌山まで水温の分布や黒潮の流路を詳細にビジュアル化していてとても参考になります(地域ごとの詳細な情報は各地域の水産試験場のHPなどでも入手できます)。そして、これらのサイトでここ一週間くらいの情報をチェックし、なるべく水温の安定していそうなエリアに向かうという訳です。

 

具体的なポイントを選ぶための3大キーワード

さて、こうしてめぼしいエリアに向かったとします。ただ、これだけではどこで釣りをすればいいのかわかりませんよね。そこでこの時期僕が意識するキーワードがあります。それは「ワンド」「流入河川の有無」「ベイト」です。多少なりともワンド(湾)状になっている場所は水温が安定しているエリアの中でも特に水温が安定しやすく、この時期アオリイカが集まりやすいポイントで狙い目となります。ただしインレット(流入河川)があると、湾内全体の水温が下がってしまうことが多いので、そうした場所はなるべく避けます。あと最も重要な要素はベイト。これはオールシーズン言えることですが、いくら水温が安定していてもベイトがいないとアオリイカがいる可能性はガクンと下がってしまいます。良さそうな場所でもベイトの気配のない場所では、気になる場所を2〜3投する程度で短時間勝負したほうがいいと思います。

 

風が吹いたときには作戦変更も視野に

例外も多少あります。それは「風」です。この時期は北系の風が強く吹くことが多くありますが、風が吹くと海水の表面温度が急激に下がります。すると、シャローエリアやワンド状のエリアなどでは一気に水温が下がってしまうこともあります。こうした時は湾内ではなく湾外のディープエリアのほうが3〜4℃も水温が高くなっていることもありますので、そうしたときはワンドにこだわるのは得策ではないこともあります。そんなことも頭の片隅に入れておいていただくといいかもしれません。

 

まとめると、こういうことです

以上をまとめると、ウェブサイトを参考に大まかな釣行エリアを決める → ワンド状になっていてかつ流入河川のない場所を選ぶ(風の向きや強さによっては湾外へ) → ベイトの有無を確認して粘るか短時間勝負するか決める このような流れになります。秋にくらべると釣果を出しづらいシーズンではありますが、このあたりを意識するとこの時期でもアオリイカに出会える確率はグンと上がると思います。ぜひ皆さんも実践してみてください。次回は冬シーズンの具体的な釣り方について解説させていただこうと思いますので、そちらもどうぞご期待ください。

 

池内修次
エギング歴23年。紀伊半島を中心に攻めのエギング実践。各種ジャークを駆使した派手なスタイルに憧れるアングラーも多い。デュエル、ヴァガボンドテスター。「この時期はデュエルのEZ-Qキャストがよく釣れます。ボトムから少し離してフォールでアピールするように使ってみてください」