ファンキー山岡|ヒラスズキ万感 1月編

2015/01/05
総合 テクニック
年始に思うこと。俺がポケットなしのライジャケを着る理由。

文=ファンキー山岡

年始に思うこと

明けましておめでとうございます! 2015年もファンキー山岡なりのヒラスズキに対する取り組み、熱意、テクニックなどをご紹介していければと思っていますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。さて、この時期、俺はヒラスズキの釣果には恵まれていません(笑)。実は毎年この時期は迷走してヒラスズキを見失っています。天気予報風に言うならば「平年並」といったところ。50cm前後の個体はなんとかキャッチできるのだがサイズを求めると焦りが生まれ、磯での自分の立ち位置が乱れ「もうすこし前へ」みたいな良くない気持ちが生まれてきます。

 

一尾一尾を積み重ねて

そんなとき俺は確実なコースマネージメントで「ここぞ」でバイトしてくる個体を確実に捕ることを意識します。先輩ぶって偉そうなことを言うつもりはありませんが、こんな言葉を覚えていて欲しいのです。「ヒラスズキはサイズにあらず」、磯でのヒラスズキのゲームは「あそこに居てあそこで食うな!」ってところで出す喜びを知ってほしいのです。確かにサイズも欲しいです。俺自身も正直「サイズも獲りたい」と思うこともありますがそれは磯ヒラスズキを安全に続けているといつか自分にもチャンスが巡ってくると思っています。2015年もそんな時に冷静に確実にファイトし無事にキャッチできるように日々スキルアップを心がけ、一匹一匹を丁寧に積み上げるように経験を重ねていこうと思っています。

 

ヒラスズキ釣りの「装備」に関する雑感

さて今月は「装備」について少し書いていこうと思います。まず今では俺のトレードマークにもなった「ヘルメット」について。実はコレは俺のヘアスタイルから被りだしたというのが正直なところ(笑)。コケたり少々落下したり、あるいは石や岩が落ちてきたときに頭を衝撃から守る事が不可欠だったのです。最近は丸刈りですが、10年ほど前はスキンヘッド(丸剃り)だったので頭の防御はかなり深刻な問題だったのです(笑)。少し何かが当たっただけでも大出血なので・・・。

 

ポケット無しのライジャケを着用する本当の理由

「ライジャケ」は、ゲームベストのように前にポケットの無いモデルが望ましいのです。足元がよく見える事と磯歩きは全身運動であるということ。俺の提案で某社より「ファイティングベスト」という製品が出ていますが、浮力は元より運動性能と足元を見やすく考えて設計したものです。そして荷物はウエストバックに入れるのが望ましいです。万が一の落水時にはバッグを体から外して軽量化を図り、より高い浮力を確保することができます。中にはメイホウのルアーケース「3010」を最大で二個入れられますが、最近は3010を1個とコンパクトデジカメを入れています(3010を1個に入るだけのルアーで勝負しています)。

 

この瞬間もヒラスズキ釣りは続いているのかもしれません

ですから車から歩き出す時にもうゲームは始まっていると言えます。たとえば磯の岬の先端まで30分かけて歩いて到着して「あ・・・あのルアー忘れた」「あのルアーがあれば・・・」といっても後の祭り。駐車スペースから先の海を予測し本当に必要な物のみを最小限に揃えて歩き出す。無駄なものは足でまといであるだけでなく安全の妨げにもなるのです。ある意味「磯ヒラスズキゲームは家から始まっている」と言っていいのかもしれません。そんな原稿を書いている「いま」も磯ヒラスズキゲームの最中と言えるのかもしれません。安全に無事に家に帰るまでが磯ヒラスズキゲーム。そしてもう次の磯ヒラスズキゲームは始まっている。今日を積み重ねる作業があるから、次のステップへと進めるのではないでしょうか。

 

ファンキー山岡
ヒラスズキ釣りのスペシャリスト。サラシ、波、流れ、ストラクチャーなど、複合的な要素をインプットし、そこから理想的なルアーのトレースのコースを導きだす「コースマネージメント論」が多くのアングラーに支持される。

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