ファンキー山岡|ヒラスズキ万感 2月編

2015/02/05
総合 テクニック
ファンキーさんがヘルメットをかぶる理由。もちろんヘアースタイルだけが理由ではない。

文=ファンキー山岡

よく質問を受けること

アングラーの間ですっかり定着してきたFISHING STATION!だが、俺も連載させていただいて嬉しく思う今日この頃。定着してくると各方面から様々質問などが来るようになる。質問でもっとも多いのは磯ヒラスズキのコースマネージメントの考え方についてだが、これはやはり奥が深く、ヒラスズキの性格など多くの要素が絡んだ話なのでなかなか一回ではお答えしづらいテーマ。今後この連載でじっくり時間をかけてお話をさせていただきたいと思うのである。そして何より皆さまの楽しみでもある「あっそうか!」「なるほど!」という発見の喜びを盗ってはいけないので、ココでスラスラと書いてしまうことは避けなければならないと思っている(笑)。

 

俺がヘルメットをかぶり始めたキッカケ。それはもちろん・・・(笑)

さて今回のテーマは「ヘルメットに着用」についてだ。これも実に多く質問をいただく。今までも色んな場所で磯でのヘルメットの有効性については書いてきたが、やはり定期的に書いていかねばと思うのでFISHING STATION!でも今回じっくりお話させていただきたい。そもそも俺がヘルメットをかぶり始めたキッカケは俺のヘアースタイルが丸刈りや丸剃りだからで、ほんの少し岩や木の枝にぶつけただけでもかなりの出血をするからだ(笑)。普通のキャップをかぶっていても丸剃りスキンヘッドの時はガードにならない事もあった。事実、先日もキャップで釣りに行き「ほんの少しぶつけただけ」で頭がスッパリと切れてタップリ血を流した。医者や散髪屋でなくとも男子で外で遊びながら成長した者であれは丸刈り頭を少しでも切ればメッチャ血が出ることは常識であろう。

 

転倒、転落、落石への対策

そんな理由からかぶり出したヘルメットなのだが今では丸刈りじゃないアングラーの間でも愛用者が多い。最近は「メーカーはどこですか?」「どこで買いましたか?」「サイズは?」という質問が多い。こうした質問はヘルメットの必要性を皆さんが理解してくれたことの表れであり、伝え続けてよかったと思う。なぜヘルメットが必要なのか? それはアタックルート(磯でのポイントまでの道のり)で転倒(最悪転落)したときには大きなガードとなるし、あるいは落石の心配のあるエリアでもとても重宝するからだ(大きな落石の心配なら行かないこと)。落石については「磯」という釣り場環境から大なり小なりその危険は常につきまとう。特に風の強い日、あるいは雨が降って地盤が緩んだ前後はヒラスズキ釣りの好条件となることが多い半面、こうした落石の可能性が高まるのだ。

 

それでも俺が一番伝えたいことは・・・

ヘルメットについてどうしても皆さんに伝えておきたいことがある。それはヘルメットは確実な安全を手に入れる物ではなく、備えるためだけの物であるということ。あくまでも行動の基本は危険だと感じる所には近づかないということ。ヘルメットをかぶったから行けるポイントが増えると考えてはダメだと思う。「少しだけ安心が増す」とだけ考えて今までの立ち位置を変えることなく、無理な近道はせず注意に注意を重ねることが重要だ。それでも俺自身、ヘルメットには何度も助けられている。単純に言えば釣行の回数が増えると危険に遭遇する回数も増えるのだ。ヘルメットをかぶっていて良かったと思うことが何度かある。だから俺はヘルメットを皆さんにお薦めしている。アゴ紐を締め安全釣行の気持ちの引き締め、いざアタックルートに一歩を踏み出すのである。

 

ファンキー山岡
ヒラスズキ釣りのスペシャリスト。サラシ、波、流れ、ストラクチャーなど、複合的な要素をインプットし、そこから理想的なルアーのトレースのコースを導きだす「コースマネージメント論」が多くのアングラーに支持される。

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