家邊克己|アジング解体新書 第2章

2015/05/14
総合 テクニック
安定した釣果を出すために知っておきたい「あるコト」とは。

「いつも釣る人」と「たまにしか釣れない人」の決定的な違い

こんにちは。家邊克己です。今回の「アジング解体新書」は普段から数多く受ける質問であり、同時に私自身当惑することの多い質問に答えてみたいと思います。その質問内容とは「アジがたくさん釣れません」というもの。1匹2匹は釣れるのだがその後が続かない、あるいは釣れるときは釣れるけどダメなときはさっぱり釣れないという手の質問です。なぜ私が当惑するのか? それは非常に簡単で皆さんの釣りについて私が何も知らないからです。どこで、どのような状況で、どのような釣り方で皆さんが釣りをしているのか正確に理解しないことには、正しい解決方法をお伝えできないからです。

 

初心者が陥りがちなワナ

とはいえ、そう言ってしまうと話はおしまいです。それではここでこういった話をする意味もありません。そこで、今回はそうした人たち(安定してアジが釣れない人たち)が総じて陥ってしまいがちなことに触れながら、「入門者」「初心者」からさらにステップアップを図るためのアドバイスをしていきたいと思います。

 

「釣れたコト」に固執してしまう

兎角、アジをたくさん釣ることができない人は「釣れたコト」に固執する傾向があります。釣れた場所、釣れた方法、釣れたルアー・・・、確かに実績のあるコトをするのは間違いではないのですが、少ない経験の中で得た実績というのは総じて正しいことは少ないものです。たとえば「釣れた場所」について。ちょうど5分前にアジが1匹釣れたとしましょう。おそらく多くの初心者の方はその場にとどまって2匹目の“アジ”を狙いにかかることでしょう。もちろん釣れ続けることもあるでしょうが、釣れなくなると「どうして釣れないのだろう」となるのです。

 

釣れる場所は常に動いている可能性が高い

アジはアミやプランクトンなどのベイトを追ってフィールドを回遊します。そしてそれらのベイトは自泳する能力に乏しく、潮や流れに乗って流されたり溜まったりし、場合によっては沈降流にのって沈んだり浮いたりしているのです。自泳力のあるアジはそれを追いかけます。一匹アジが釣れましたとします。でも、そこは潮の流れがある場所だったらどうでしょうか。5分後、アミやプランクトンはもう流されてそこにはいないでしょう。当然アジもそれを追っていなくなっているのです。つまり、このような状況でアジを釣り続けようとするのであれば、潮の流れを読んでベイトとアジのいる場所・レンジへ狙いを変えなければならないのです。

 

「状況の変化」を常に意識する

今回はあくまで「場所」についてだけ書いてみました。しかし、実際には「ルアー」「時間」「釣り方」なども、一回アジが釣れたからといってそれがいつまでも続くとは限りません。刻々と状況は変化しています。状況が変わらないときであれば、大釣りも可能かもしれません。ただし、“いつも”一定以上の結果を残す人はこのことを知っている人です。もし皆さんが安定して結果を残したいと考えているのなら、「状況は常に変化している」ということを少し意識されてみてはいかがでしょうか。

 

家邊克己
カリスマ的な人気を誇るアジング界の第一人者。ユーザー目線の分かりやすい解説と豊富な経験に基づくモノづくりが多くの支持を集める。ライトゲームタックルメーカー「34(サーティーフォー)」代表。