辻本ナツ雄|ロ-レンジハ-ド系スタビライザ-論

2014/06/02
テクニック
オリジナルリグを駆使して、プラグでローレンジを探るのがポッキン流。

ハイレンジ一辺倒が効かない「ポケット」現象

5月中旬ともなるとメバル達はベイト依存の捕食パタ-ンに入る。子イカが入ればそのシルエットのルア-を使えば高反応を示し、ちょっと遅いがイカナゴやイワシ等の小魚が回遊してくると、そのシルエットに合わせば釣れる。こういったパタ-ンをボクの中では「ベイト依存型パタ-ン」と呼んでいる。

さて、一般的にこの時期のキ-ワ-ドは「ハイレンジ」。つまりベイトが分かれば「表層」でなんとかなるシ-ズンなのであるが、そううまくいかないのが、梅雨前の長雨などの影響で急激な水温変化が起こり表層にベイトが回ってこない「ポケット」と言う現象が起きるときだ。それも2日間くらいでまたもと通りのパタ-ンに戻るって言うやっかいな奴。

 

「ローレンジ」にプラグを送り込む手段

こんな時の秘策は無いものかとかねがね模索を繰り返したところ、分かってきたのが中層からボトムまでの「ロ-レンジゲ-ム」だ。簡単に言うと、そのレンジにそのベイトのシルエットのルア-をトレ-スさせる手段を使うこと。

例えばギガスクリュ-やデカスクリュ-と言うシンキングペンシルであれば、そのルア-の前にオモリを打ってディ-プまで沈めていく。また子イカであればPOP-Rを逆さにセットしてそれをスプリットショットのオモリで沈めて行く等。

トップウォ-タ-プラグを沈めて釣るというのは実にスマ-トでは無い手段だが、ベイト依存の捕食パタ-ンから考えると、シルエットルア-をそのレンジに安定させてトレ-スするスタビライザ-原理は実に理に叶っている。

その結果かなりの釣果を上げる事ができた。スプリットの場合のアクションは直結と比べレンジを安定させるオモリが前方に装着されているためトゥイッチであればアクション後、多少のタイムラグを置いて次のアクションをするが、よりリアルなアクションになる。また、そうする事でレンジキ-プ率も高まる。

ベイト依存型パタ-ンでプラグにこだわりたいって言う方! ぜひもうひとつのプラグゲ-ムを楽しんで見てはいかがでしょうか? 以上、ポッキン流プラグの奥の手でした~!

 

辻本ナツ雄
「ポッキン」の愛称で親しまれるライトゲーム界の第一人者。マニアックな知識と多彩すぎるテクニックを駆使して、地元・瀬戸内を中心にメバル、キジハタ、ロックフィッシュ等を狙う。