山内勝己|東京湾ナビゲーター 9月編

2015/09/17
総合 テクニック
巻かない「静の釣り」と巻く「動の釣り」を使い分けてキャッチした一本。

ハイシーズン到来。干潟のシーバスゲームAtoZ

9月に入り、記録的な猛暑続きだった夏もひと段落。日を追うごとに秋らしい陽気も垣間見られるようになり、フィールドも徐々に秋に向かい始めるそんな月になります。秋と言えばシーバスフィッシングを楽しんでいるアングラーには待ちに待った好釣果の期待できるハイシーズンです。様々な地域、フィールドでシーバス釣りを楽しめるシーズンとなるのですが、私がホームとしている東京湾でも河川、後湾部、サーフ、干潟など、様々なフィールドでシーバスを狙えるようになります。中でも干潟のシーバス釣りは一年のうちでもっとも良いシーズンを迎え、この時期になると私も干潟に足しげく通うようになります。東京湾の代表的な場所と言えば、木更津にある盤洲干潟、東京寄りでは船橋・市川の三番瀬が挙げられると思います。そこで、今月は干潟のシーバス攻略について書かせて頂きたいと思います。

 

広大な干潟のどこにシーバスはいるのか?

まず干潟というフィールドは広大なシャローエリアでウェーディングでのエントリーがメインとなりますが、ベイトが豊富でシーバスの回遊が多くみられる絶好のポイントとなります。干潟というフィールドについては、広大なエリアであるためどこを攻めれば良いのか分かりづらい部分もあるかと思いますが、代表的な好ポイントとなるのは3つあります。

1.スリットや船道などの深場となる地形の変化
2.沖にある深場
3.アマモなど海藻のある藻場

これらになるのですが、ルアーをキャストして流れを感じるエリアがあればそこもシーバスが回遊する可能性もあるので、しっかりと探っておきたい場所になります。

 

干潟攻略に欠かせない2つのキーワード

これからの秋のハイシーズンの干潟ではデイゲームもナイトゲームも楽しむことが出来ます。デイゲーム、ナイトゲーム共に共通することは、先にも書いた様に干潟というフィールドの特徴でもあるシャローをどう攻略するか?ということです。そして使用するルアーも、シャロー系がメインとなり表層付近でバイトを誘うことが多くなります。この中で私がルアーローテーションも含め、アプローチの仕方の基本と考えていることをいくつかご紹介させて頂きたいと思います。

 

【キーワード1】ルアーの「シルエット」と「アクション」を知る

シーズン的に秋となり潮の動きも夜のほうが大きく動くこともあり、ナイトゲームで楽しむアングラーも多いと思いますが、この中でまずメインとするルアーはシャローを探れるフローティングミノーとシンペン、この2つが私のローテーションの軸となります。ルアーの使い訳で意識する事は2つです。

1.シルエット
ルアーの形、大きさがワイドな物と細身のもの

2.ルアーのアクションの大きさ
ワイドアクションな物とローアクションなもの

この2つの使い分けになるのですが、シルエットやアクションでバイトの出方、または反応が大きく変わることが多くあります。

 

【キーワード2】「巻く」「巻かない」をルアーごとに使い分ける

そしてもう一つは、リトリーブです。よく「巻く釣り」と「巻かない釣り」という言葉を聞くかと思いますが、このリトリーブでも差が大きく出ます。例えば、巻いてルアーをしっかりと泳がせたほうが反応良かったり、逆にほぼ巻かずにラインのテンションを一定に保つ程度でルアーを泳がさず漂わすだけのほうが反応が良かったりなど、この差だけでもバイトや反応が大きく変わる場面は多々あります。基本的に私は巻く釣りにはシンペンをメインに、巻かない釣りにはフローティングミノーをメインに使ってルアーローテーションをします。

 

自然との距離が縮まるウェーディングゲーム。安全対策は万全に

写真の魚はフローティングミノーの「フランキー」をデットスローで漂わすイメージで誘い、先に書いたなるべくアクションさせずに漂わす釣り、“静の釣り”がハマった日でした。ナイトゲームで意識する基本的なことはこの様な感じになります。そしてデイゲーム、こちらはまた来月の東京湾ナビゲーターにて!(笑)

干潟ゲームはウェーディングでのエントリーとなり、水の中に入ることでフィールドとの距離が縮まり自然との一体感も感じられ楽しめるゲームです。しかし、釣りは自然相手に楽しむ遊びになります。ウェーディングベストなどのライフジャケット、またエイもいるのでエイ対策など安全対策を万全にして、無理をせず安全第一でハイシーズンのシーバスフィッシングを楽しんで下さい。

 

山内勝己
最低週3回の釣行を欠かさず、膨大なデータに基づいた旬な情報を皆さんにお届けする本企画のナビゲーター(案内人)。東京湾のシーバスシーンでいま最も注目を集めるアングラーのひとりで、論理的なスタイルと謙虚な人柄から多くのファンを持つ。ロンジン・フィールドテスター、ティムコ・プロスタッフ、他多くのメーカーのサポートを受ける

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タックルデータ
[ロッド] ティムコ|ジャンピングジャックゼル93
[リール] ダイワ|セルテート2510PE-H
[ライン] ダイワ|UVF SWセンサー+Si 0.8号
[リーダー] ダイワ|モアザンリーダーフロロ16LB.
[ルアー] ロンジン|フランキー