小沼正弥のオヌトーク!|落ちアユ虎の巻

2015/10/22
総合 テクニック
小沼正弥が“世界一難しい釣り”と断言する「落ちアユパターン」。そのポイント、適水温、ルアーの泳がせ方・・・、全部教えます!

小沼正弥が愛してやまない「落ちアユパターン」

FISHING STATION!編集部(以下、F!) いよいよ秋も深まって参りましたが、秋といえばあのベイトフィッシュの存在抜きにシーバス釣りを語ることはできませんよね!

小沼正弥(以下、オヌ) シーバス釣りの中でもっとも難しく、そしてもっともゴマカシの効かないあの魚のパターンのことでしょ?

F! はい。たぶん・・・。落ち・・・

オヌ そうそう。落ちアユね。本当にあの釣りは難しいんだよ。もちろん俺も完璧に落ちアユパターンを極めたとは思ってないけど、ほんとゴマカシが効かない。人が叩いた後でも、上手い人がやれば突然入れ食いなんてことはホントよくある。だから面白いんだけどさ。

F! なるほど。そんな落ちアユパターンなんですが、小沼さんがもっとも重要だと考えていることって何ですか?

オヌ アユがいる川で釣りをすること(笑)。

F! まあ、そうですよね・・・。ちなみに、アユのいる川ってどんな川ですか?

オヌ 一番良いのは玉石の川だね。玉石がゴロゴロ転がってる川。アユって綺麗な川に棲息するっていうのはよく知られているけど、玉石の川って基本的に水が澄んだ綺麗な川が多い。もちろんアユのエサであるコケも生えやすいしね。

 

オヌマンが教える落ちアユの「鉄板ポイント」と「最適水温」

F! 最近は堰が設けられた川も多いですが、そのあたりはどうなんでしょうか。堰の上流では釣れないとか。

オヌ 基本的に堰があっても魚道があればアユは遡上するから、堰はあんまり関係ないよね。上でも下でも落ちアユパターンは成立するよ。ただ、時期としては季節的に早ければ上流、続いて中流、それでシーズン終盤は河口にポイントは移っていく感じだね。

F! 勉強になります。では、具体的なポイントについてですが、落ちアユパターンのポイントとなる場所ってどんな場所なんですか?

オヌ 瀬の下、堰堤の下とかアユが流れてくる場所とか、流れてきたアユが溜まる場所だよね。水面が鏡みたいになってる場所のサイドもいいよね。ここはデカい魚が多い場所。深場、カーブの近くもいいね。あとは瀬が終わった所のトロ場とか。夜は特にこの瀬の下のトロ場が実績あるよね。

F! ところで、落ちアユパターンは昼も夜も成立するんですか?

オヌ そうだね。昼も夜も成立するよ。瀬の下とか堰堤の下、川がカーブしている所なんかでは全然成立する。ただ、昼間はトレースコースがとにかくシビアだよ。

F! ということは基本的には夜が釣りやすいと。

オヌ そうだね。特にいまの時期は夜が釣りやすいよ。アユって13〜14℃くらいの水温になると急に弱って流され始めるんだけど、いまの時期は夜に気温が下がって水温も下がってちょうどそれくらいの水温になることが多い。落ちアユパターンが成立しやすくなるよね。

 

いかに“流す”か。基本的動作がもっとも難しい

F! 先ほどトレースコースという言葉が出てきましたが、それはルアーをどう流すかということですね。

オヌ そうだね。これがこの釣りの最大のキモかもね。落ちアユって、その名の通り上流から流れてくるんだけど、それをいかに忠実に再現できるかなんだよ。これによってルアーも変わるし、このトレースコースも変わる。

F! 小沼さんは、どうやってルアーを流しているんですか?

オヌ 上流にアップクロスで投げてラインのテンションを張らずにラインスラックを取るくらいでゆっくり流したり、それこそ本当の上流に投げて巻いてみたり、あとは上流から少しずつラインを出しながらルアーの頭をこちらに向けたままにして流すこともある。一番最初に言ったアップクロスで投げて流すのが一番基本だから、まずはそれからやってみるといいと思うよ。

F! なんだか、かなり奥が深そうですが、今回は文字数の関係でここまでにさせてもらってもいいですか?

オヌ いいよ。でも、ウグイとの混合パターンとか、メスのアユしか食わないパターンとかあるからね。じゃあ、次回はそのあたりをじっくり語らせてもらうよ!
(次回につづく)

 

小沼正弥
シーバス界のトップに君臨するキング・オブ・シーバス。人気実力とも兼ね備えたアングラーとして多くの雑誌やDVDなどに登場する。FISHING STATION!の動画コンテンツ「オヌマンの野望」では、シーバス釣り全国制覇を目指して東奔西走。自身のブランド・ピックアップも間もなく始動! エバーグリーン、がまかつ、マドネス、クレハ、ダイワ、ハピソンなどのテスターを務める。

オヌトーク!バックナンバーはこちら