山内勝己|東京湾ナビゲーター 1月編

2016/01/19
総合 テクニック
この冬、サーフにも足繁く通った山内さん。千葉では非常に珍しいオオニベと思われる魚もキャッチ。豊かな釣り場を守っていくために、釣り人がすべきこととは。

文=山内勝己

ご挨拶が遅くなりましたが、明けましておめでとうございます

FISHING STATION!をご覧の皆様、こんにちは。山内勝己です。新年のご挨拶には遅くなってしまいましたが、本年も宜しくお願い致します。今年最初の「東京湾ナビゲーター」ですが、釣行記やメソッド紹介などの内容ではないのですがお付き合い頂けると幸いです。初釣りのお話しをするにもだいぶ日にちが経ってしまいましたが、皆様はお正月休み、釣り初めはどんな釣りをされたのでしょうか?私は千葉県をホームとしていてメインとなるのは内房域、特に本連載記事のタイトルにもある様に東京湾がメインフィールドとなっております。例年のこの時期は間も無く始まるバチの釣りの下見や、居残り組を狙う釣りなどをしていたのですが、今年は南房・外房と朝から晩まで走り回り自分にとっての新規フィールドの開拓や、好釣果の聞かれるヒラメを追いかけていました。この釣行の中で、偶然にFISHING STATION!のOプロデューサーとフィールドでバッタリと会うという面白い出来事などもありました。

 

この冬は新しいフィールドにも挑戦

釣行時間や走り回った移動時間からすると釣果は乏しかったのですが、念願のヒラメも最後にはキャッチすることができ、ましてこれが座布団サイズというなんとも嬉しいおまけ付きでした。そして、狙って釣った訳ではないのですが、66cmの綺麗でカッコイイ魚体のニベまで。このニベは種類までは分からないのですが、聞くとオオニベでは?という方々もいて、もし狙って釣れる様であれば夢の広がる魚になるかと思います。ちょっと笑い話になるのですが、これらの釣りを今年1回目の記事にと思っていたのですが、考えてみると東京湾では無いというオチ(笑)。結局ネタにはしてますが・・・。

 

自然と様々な人たちに触れられる豊かな時間

釣果自体は乏しくとも、私の正月休み中の釣りは新しい発見も改めて実感出来たことも多く、とても充実した釣りの時間を過ごせた毎日でした。この釣行で釣りの楽しさを再認識することの出来る時間でもあったのですが、釣りの楽しさの魅力はたくさんあるかと思います。その楽しさの中の1つに自然の中で、その自然に触れ合いながら楽しめるというのも大きな魅力のひとつだと私は思っております。今回の釣行でもそうでしたが、新しいフィールドに立った時の新鮮味や爽快感、また逆に行き慣れたフィールドだとしたらそこにきっと安心感のようなものも出てくるかと思います。釣りの楽しみは、楽しみ方も、持つ魅力もきっと人それぞれ、いろんな考え方や楽しみ方を持てても、釣りという1つの遊びに様々な人々、多くのの人々が楽しむことが出来ます。

 

ちょっとした気配りや会話が大切なのかもしれません

当たり前のことですが、釣り場がなければ釣りは成立しません。嬉しいことに新しく増えた釣り場もあるいっぽうで、残念なことに無くなってしまった釣り場も多くあります。これから無くなろうとしている釣り場もあるかも知れません。これらに対して釣り人だけが何かをしたところで何も変わらないかもしれません。しかし、何も変わらないでは無く、何かを考えなければいけない時に来ているのかと思います。それは難しいことを考えなくとも、当たり前のことを私達がしていけば避けられることもきっと多くあると思います、例えばゴミは持ち帰る、また車を駐車している場所は大丈夫ですか?フィールドによっては民家などもあり生活している人々が居ます、騒いだりしていませんか?正直判断の難しい場面もきっと多くあると思います。釣り場で関係者の方に「危ないよ」とか「少し避けて下さい」などと声をかけられたとき、「有り難うございます」または「すみません」という会話から交流を持てていますでしょうか?

 

漁師さんとのトラブルにより、釣り禁止となる釣り場が増えています

これらは一例にすぎませんが、人としての当たり前のたったひと言で守られた釣り場もあれば、逆に無くなってしまった釣り場もあります。また、海や川という自然から恩恵を受けるのは釣りだけではありません、遊びではなく釣り場によっては漁師さんの様に生活の糧にしている人達もいます。共存という言葉を使うと、受け取り方によっては釣り人のエゴのような言葉になってしまうかもしれませんが、自然という1つの広場を上手く使っていけたら、それは大きな理想形なのかもしれませんね。

 

何かのきっかけになれば・・・

ゴミ問題の様に明確に目に見えるものばかりでは無く、目に見えない問題もたくさんあります。行動もそうですが、ちょっとした気配り、または周囲を見渡せる心の余裕や気持ちがとても大切なのではないかと思います。私自身も完璧ではありません、今一度自分の足元、身近なところをしっかりと見つめ直して、日々勉強していかなければと思っております。釣りの未来なんて大それたことは言えませんが、ちょっとしたこと、当たり前のことを、今回の記事を見て頂き、今一度心に思って頂けたら幸いです。

今年も一年、皆様が安全に楽しく釣りを楽しめることを願っております。

 

山内勝己
最低週3回の釣行を欠かさず、膨大なデータに基づいた旬な情報を皆さんにお届けする本企画のナビゲーター(案内人)。東京湾のシーバスシーンでいま最も注目を集めるアングラーのひとりで、論理的なスタイルと謙虚な人柄から多くのファンを持つ。総合釣り具メーカーのダイワ、ルアーメーカーのロンジンなどからサポートを受ける

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