木村仁|メーターへの道 第21章

2016/06/21
総合 テクニック
21回目の挑戦。大河川から姿を現したランカーサイズ。

利根川へ。那珂川へ。

夏を感じさせる今日この頃。日中は日差しも強く、汗ばむ季節となりましたが、夏はこれからが本番。この時期の釣りは日中から夕マズメはウェアなどを着込むと暑いですが、夜間はまだまだ寒い茨城のフィールド。朝マズメは特に冷えるのでレインウェアにタイタニュームウェーダーは欠かせません。さて第21章となる5月のシーバスゲームは、前半は利根川水系に、後半は那珂川水系に通っていました。

 

利根川。厳しい状況を打開すべく

利根川水系では前回にランカーを含めそこそこの数釣りができました。5月に入るとシーバスの群れも大河川を遡上したり下って行ったりと広範囲に散ってしまいますが、運が良ければ大型シーバスに出逢えるチャンスがあるのが利根川水系。何度か通ってみましたが、5月前半の利根川は水面を見る限り生命感の感じられず、到って平和を物語っているのが良くわかります。と、言うのも釣れそうな雰囲気がある時はベイトの動きが騒がしくなったり、水の流れがあり潮目が岸際に寄って来たりと何らかの目にフィールドの情報が入ってきますが、そうした情報は確認できず・・・。流石にシーバスの群れが居なくなってしまった様です。

 

忍耐の時間。そして時合へ突入!?

それでも自宅から片道1時間30分ほどかかる利根川水系に来たからには何らかの情報を入手して帰らないと次にも繋がらないし魚にも出逢えない・・・。たまたま行った日は水も動かずまるで止水域状態。キャストしたルアーも直線で帰ってくる近所の涸沼と同じ様な感じです。しかしながら同行者のひとりが突然シーバスをヒットに繋げ、「おおっ!!時合い突入だっ!!」と、みんなで騒ぎつつ一斉に集中してキャストを繰り返すものの全く反応が得られません。どうやら偶然にもルアーの目の前を通りがかった個体が口を使ってきてヒットするパターン。そうと分かればキャストしてルアーを泳がせない限りヒットする事が無いと思うと忍耐力が問われる展開に。

 

日付をまたいだ頃。ランカーからの魚信

モチベーションを保つためにありとあらゆるルアーをローテーションし、夜中12時を回った頃に突然のヒット!! フッキングをするとなかなかの重量がロッドを伝って感じられる。魚を水面に浮かすと豪快なエラ洗いを繰り返し、一気に岸まで寄せるとシーバスも粘り強く抵抗してくるシーバス。何時間もキャストを繰り返してやっと訪れたシーバス。バラす訳にはいきません。魚のタイミングを見計らいランディングに成功! 護岸に横たわる魚体をみると明らかにこの近辺に留まっていた居着きのシーバス。メジャーで計測すると81cm。ランカーシーバスをキャッチする事ができました。魚体にはどこかで付けてきた傷が多かったので素早く酸素を吸わせゆっくりとリリースしました。ヒットする前に何となくルアーをドーバー120Fに変えた一投目で食ってきたので、シーバスの数も少ない中、レンジやアクション、カラーや飛距離、更に運良く魚が泳いできてくれたのが今回のキャッチに繋がったのでは無いかと思います。どんなに生命感が無く釣れそうに無い状況でもちょっとしたチャンスが回ってくるとシーバスに出逢えるんだなぁと再認識できる釣行でした。

 

那珂川へ。そして今後の展望

一方の那珂川水系には稚鮎の遡上が続いていたのでこちらも仕事の都合上、朝マズメのみ通ってみました。ベイトは確認できたものの、上流域では今年は渇水状態なのか、またはタイミングなのか、シーバスのヒットが得られない日々が続いておりますが地元のシーバスゲームは始まったばかり。これから晩秋までの期間色々なポイントに通ってメーターシーバスに出逢いたいと思います。

 

木村仁(きむらひとし)
いま最も注目される若手シーバスアングラーのひとり。1984年生まれ、茨城県在住。日々ランカーシーバスを追い、自己記録は102cm・11kg。本企画を通して人生2本目のメーターに挑む。愛称は「キムラックス」

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メーターへの道現在の最長記96cm

 

 

使用タックル
[ロッド] アピア|Foojin’XX GENEROUS94MLX
[リール] アピア|VENTURA3012LUNKER CUSTOM
[ライン] バリバス|アバニ シーバスPEマックスパワートレーサー1.2号
[リーダー] バリバス|シーバスショックリーダーナイロン25lb
[ルアー] アピア|ドーバー120F
[ルアー] ポジドライブガレージ|ジグザグベイト80s