秋イカ|勝率10割達成のための3大キーワード

2016/10/13
総合 テクニック
「簡単なはずの秋イカに思わぬ大苦戦」にならないために、絶対に知っておきたいコト。

今シーズンの動向。良型・新仔が入り混じる

高水温だった9月前半から、9月半ば~後半で4度ほど水温が低下し、その後は24度台の高水温をキープ。水中も完全に秋モードですが、皆さん釣果はいかがでしょうか? 私のホームの伊豆では、今シーズンも例年通り水温が下がって安定するのかと思いましたが、ここまでのところ20度半ばをキープ。早生まれのアオリイカがコンスタントに上がった昨年と異なり、今年はその傾向がなく、新仔サイズもポロポロ見える感じにとどまっていました。ただ、ここにきて良型も単発ではあるが出だし、既に1.2kgの良型もキャッチされています。産卵時期のバラツキから良型・早生まれの新仔が入り混じっている状況だといえそうです。

 

【キーワード1】派手さとテンポを重視した「誘い」

さて、ここからは私の実践している10月のエギングメソッドについて解説していきたいと思います。今回は3つキーワードを用意しましたので、順にご説明していきます。まずは最初のキーワードは「誘い」です。新仔の時期から沢山ベイトを食べ大きくなるアオリイカ、小型のイカは好奇心も食欲もおおせいでエギに果敢にアタックしてきます。今までの春の誘いではスローが基本になってきていましたが、やはり好奇心おおせいな新仔には「派手なアクション」と「速いテンポ」でスイッチを入れるのが有効です。時には手を使わせるのにスローなパターンも有効ではありますが、この時期はやる気のあるフレッシュなイカを狙って行ったほうが、結果が早く出ます。活性の高い結果の出やす個体を狙ってテンポよくランガン、これがこの時期により釣果を出すにはやはり大切だと私は考えています。

 

具体的な誘い方について

以下、具体的な狙い方について見ていきます。まず日中の狙い方ですが、私は表層〜中層を意識して速いダート・遅いダートを組み合わせてイカを誘い出して、サイトで狙うことが多いです。しかし、この誘いはどうしても小型のアオリイカが多くなってしまいます。夜間はイカの捕食活動が活発化するので、夕マズメ〜夜間は速く、派手で目立つアクションが有効で、かつタテの動きに良い反応を見せます。潮位が下がっても夜間はさほどボトムを意識しなくてもよくなります。若干潮位の変動でレンジを下げたりもしますがアオリイカとの勝負は早いので、テンポよくポイントを回ってみてください。

 

【キーワード2】夕マズメの表層・中層狙いが強い

アオリイカの天敵である青物の回遊が増えるのもこの時期の特徴です。青物は基本的に日中にベイトを追って沿岸域を回遊します。そこでこの時期、アオリイカは青物の回遊が一段落した夕マズメから回遊を始めます。ベイトの動きも同様に関係していると思います。堤防周りに集まるネンブツダイやナミノコなどのベイトも、この時間帯になると表層に浮き上がってきて、格好のアオリイカの餌となります。沢山食べて大きくなろうとしているこの時期のアオリイカは、より効率よく、そして安全にベイトを捕食できる暗い時間帯に活性を上げるのです。そこで、夕マズメ以降に中層から表層を狙うのが、この時期の私の鉄板パターンとなっています。もちろん群れに当たれば良型の数釣りも期待できるので、釣行のタイミングに迷ったらぜひ一度お試しください。

 

【キーワード3】「外洋」を意識できたアングラーが勝つ

サイズを選ぶのが難しい時期にはなりますが、私は、港湾内には基本的に小型が多く、外洋の潮の流れの良いベイトが居るエリアには良型がいると考えています。小型は外敵から身を守り、捕食活動をして大きくなってから外洋に出ていきます。早生れのイカは既に大きくなっていて(自分の体に合った大きさの)ベイトを捕食し、ナミノコからネンブツダイ、アジ、イワシと、徐々に捕食する魚のサイズも大きくなっていきます。このようなベイトがいる場所を考慮すると、アオリイカの棲息場所も徐々に湾内から外洋に移動していくと考えられます。そこでポイント選びについては、この時期は前のシーズンよりも少し外洋寄りに重点を置いた場所をセレクトしてみると良いかと思います。

 

早秋のポイント・パターンに固執しないことが重要

また、この時期は昼のシャローやミドル・ディープ狙いより夜間のミドルレンジ・シャロー狙いに実績があります。少し前まではデイのシャローや港湾の船道で釣果が出ていたので、ついそちらも気になるところではありますが、10月ともなるとやはり水深のある場所や夜に狙いを切り替えることができたアングラーが釣果を残しているように感じます。なお、最初にも書きましたが、テンポよくポイントを回るのが大切な時期となります。また、潮が動かない場所に留まるのはアオリイカとのコンタクトを減らします。判断を早めに行って、ぜひ皆さんも良い釣果を出してみてください。

 

野中功二
おそらく伊豆エリアで年間を通して一番エギングをしている人。豊富な経験とスキル、情報網を持ち、有名プロアングラーからも絶大な信頼を寄せられる。伊豆烏賊人(いずいかんちゅ)所属。

 

使用タックル
[ロッド] ゼスタ|アサルトジェットクラウドサーフ90
[ロッド] ゼスタ|ウィードコースト80
[リール] シマノ|バンキッシュC3000SDH
[ライン] デュエル|アーマードF+ Pro0.6号
[リーダー] デュエル|TB CARBON 2〜2.5号
[エギ] デュエル|EZ-Qマグキャスト3.0号
[エギ] ヨーヅリ|パタパタQ 3.0号
[エギ] ヨーヅリ|アオリーQエース 3.5号