木村仁|メーターへの道 第25章

2016/10/21
総合 テクニック
夜間にヒットした93cm

関東若手実力No.1の実力。2カ月連続のモンスターサイズ

この企画をご覧の皆様こんにちは!木村 仁です。「メーターへの道」がスタートしてから丸2年が経たちました。メーターシーバスとの出逢いは訪れていない僕ですが、皆様は日々のシーバスゲームの中でランカーシーバスやメーターシーバスとの出逢いは訪れましたか? 80cmを超える個体ともなるとフィールドの環境や気象条件等によって釣れ具合やコンディションが違ってくると思いますが、ズッシリと重量があり、全長も大きい魚体に出逢えた時というのはシーバスアングラーにとって非常に嬉しい瞬間でもあり、思い出の1ページに残る瞬間でもあります。写真に収めたら、1年後・2年後にもう一度写真を見て「この時はこんな状況で釣った」とか再び思い出を振り返ってみることができます。僕の場合、過去に1度だけ釣ったメーターシーバスの写真を部屋に飾り、今もその写真を見ながらこの原稿を書いておりますが、当時のフィールド状況、キャッチした時の感動や興奮、仲間と喜びあった記憶は5年経っても残っております。

 

心が震える記憶を追って

僕の一番の思い出といえば、シーバス釣りを始めた当初、PEラインとリーダーラインの接続も曖昧だった頃に87cmのシーバスをキャッチした時のことです。不思議と嬉しすぎて手と声が震えるんですね! あの瞬間が忘れられなくて今もフィールドに通い続けていますが、きっと僕がこの企画にチャレンジしている期間にも、大きなシーバスをキャッチして手か震える程の感動を手にしたアングラーさんがきっといることでしょう。さて、そんな記憶に残る釣行と魚に出逢うべく、この秋も地元茨城でロッドを振っています。

 

秋雨とともに秋シーズンが到来

9月はカレンダーの殆どを埋め尽くす程、雨と台風の多い月となり、釣りに行く時は必ずと言ってもよいほど雨に打たれ、釣り場の水位も増えたり減ったりとフレッシュウォーターが続々と注がれる状況でした。雨の中の釣りは忍耐力も少なからず必要になってきますが、朝夕晩どの時間帯もシーバスが餌を求めている様で、メインベイトとなるイナッコを追いかけまわして水飛沫をあげながら豪快な捕食音が聞こえて来る程の好条件でした。茨城の河川には無数のポイントが存在しますが、ベイトボールが数多く存在していて潮が多少なりとも動くエリアを選択。下げ潮が効き始めると活性が上がり始め、大量のイナッコの塊にシーバスが突進してベイトを食べる様子が伺えます。水面直下を引けるルアーを投げ込んでみると着水と同時に針にベイトが絡みついてくる程のイナッコ絨毯状態! ベイトサイズは9〜15cmとまばらで、ボイルも頻繁に起きていますが、そうした場所でルアーを引いていてもいまいちルアーへの反応がよろしくありません・・・。

 

24章につづき、93cmをキャッチ

しかし、前回(第24章)で書いた様に、ベイトの量とボイルが少ない所を水面下10cm程のレンジを引けるルアーをスローリトリーブで巻いていると重低音のボイルと共にルアーが吸い込まれました。すかさず合わせを入れると重みが伝わってきました。これは良いサイズと判明したまでは良いのですが、ヒットゾーンには杭が入っているため、ロッドのパワーを利用して杭に巻かれない様に手元まで一気に寄せてランディングに成功。さっそく魚体を見てみると・・・93cmのランカーシーバスの御出ましです!(笑) またしてもメーター届かずですが、立派な個体に出逢うことができました。この日はこの一尾に大満足して納竿しました。

 

好調続く今シーズン。ビッグワンへの期待

連日の雨により水に入れ替わったことで涸沼水系の全体にシーバスが入ってきた様です。その後は、朝夕のマズメタイムにシーバスが広範囲にボイルしてお祭り状態(笑)。使用するルアーも9cmをメインとし、水面レンジを意識しつつ攻めてみるとかなりの高反応。トップから水面直下10cmまででアクションは波動が強めにバイトが集中しており、シーバスのサイズはフッコクラスが多いですが、1回の釣行で平均10匹程と数釣りも堪能できました。中にはランカーサイズも混じり、釣りに行けば必ず釣れるという程の好釣果に恵まれました。今シーズンは渋かった時期もありましたが、季節や天候次第でフィールドが賑やかになるのも茨城ならではのシーバスゲームです。ショアから強烈な引きを持つファイターと勝負できる所が涸沼水系シーバスの醍醐味ですね! 今回もメーターへの道を開くことできませんでしたが、仲間と一緒に釣りを楽しむ事ができたのは、やはり大きな喜びです。これから晩秋となり、シーバスシーズンも終盤に突入となりますが、残りのシーズンにあの幻の魚体に出逢える様にまた頑張りたいと思います!

 

木村仁(きむらひとし)
いま最も注目される若手シーバスアングラーのひとり。1984年生まれ、茨城県在住。日々ランカーシーバスを追い、自己記録は102cm・11kg。本企画を通して人生2本目のメーターに挑む。愛称は「キムラックス」

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「メーターへの道」現在の最長記録:96cm

  

使用タックル
[ロッド] アピア|Foojin’プロト
[リール] アピア|VENTURA3012LUNKER CUSTOM
[ライン] バリバス|アバニ シーバスPEマックスパワートレーサー1.2号
[リーダー] バリバス|シーバスショックリーダーナイロン30lb
[ルアー] ポジドライブガレージ|スパンクウォーカー90プロト
[ルアー] ポジドライブガレージ|スキッドスライダー95s
[ルアー] アピア|ハイドロアッパー90s